講演会・シンポジウム「子どもの居場所づくり」〔シンポジウム編〕

1月18日(土)、法務省今福 章二保護局長の講演後には、今福保護局長をはじめ青少年の育成や更生保護及び矯正施設などの長として、実務の最前線で携わっておられる6名の皆様による、『子どもたちの居場所~子どもの叫びに応える』をテーマに、シンポジウムを開催しました。

まず最初に、パネリストの紹介を兼ねて、それぞれの施設や団体機関の活動内容と子どもたちの現況などについて、お話しいただきました。

パネリストご紹介
中島 学様(美祢社会復帰促進センター長)
山口県美祢市に、日本で初めての官民協働によるFPI手法を活用した刑務所とし
て設立され、注目された矯正施設のセンター長をされており、また食べて語ろう会
の顧問でもあります。
昨年9月には、本会の理事やスタッフ一同で、同施設への見学研修も行いました。
佛圓 弘修様(広島都市学園大学ひろしま人間教育研究センター長)
広島市にある大学で、看護やリハビリを学ぶ健康学部とともに、教育・保育が学べ
る子ども教育学部があり、「授業づくり研修」と先進的な教師の育成をされており
本会で毎週行っている学生さんによる学習支援は、佛圓様のご協力によるものです。
内山 偉文様(広島県西部こども家庭センター所長)
児童虐待、配偶者からの暴力(DV)や児童の発達の状態など、子どもや家庭の問題
に対応する総合的な相談支援機関で、広島県西部地域を管轄するセンターの所長を
されており、また昨年5月にはスタッフ研修として「児童虐待」現状と対策につい
て、理事・監事も含めて講義をしていただきました。
野田 詠氏様(NPO法人チェンジングライフ理事長)
東大阪市において、家庭の事情などにより親と暮らすことができない少年たちの居
場所の提供・相談支援や衣食住などの生活支援、児童養護施設退所者のアフターケ
アを行う民間団体の理事長をされており、本会も参加している『全国再非行防止ネ
ットワーク協議会』でも、再非行防止活動での連携と協力いただいています。
高坂 朝人様(全国再非行防止ネットワーク協議会理事長)
チェンジングライフさんとともに本会が参加している、非行などの問題を抱えた子
どもたちの最善の利益を目指す全国ネットワーク『全再協』の理事長で、また名古
屋市の『再非行防止サポートセンター愛知』理事長もされており、本会ではこれま
でも子ども支援や様々な活動協力をいただいています。広島市出身でもあります。
今福 章二様(法務省保護局長)
ご紹介は、前回投稿の講演会のホームページをご参照ください。

なお、今回のシンポジウムのコーディネーターは、元広島高等検察庁検事長で以前本会主催講演会の講師をしていただいた 酒井 邦彦様にお願いしました。

ディスカッションでは、子どもたちの居場所や立ち直りに関して、パネリストの皆様より様々な意見交換や提言がありました。

子どもの居場所と現況は、
家庭・・・子どもが大切されていない。保護者自身の社会体験が足りていない。
学校・・・学校の枠組みに入らないと排除され、他の保護者もそれを望む傾向がある。
また教師も関わる時間が足りない。
地域・・・子どもの行動が見えにくくなっている。(非社会)
地域での見守る目もなくなって来ている。
子ども・・・ネット社会や個食、共感性の欠如、自己責任主義など孤立化。

子どもたちの居場所づくりのために、
・地域の子どもは地域が育てることと、その責任と覚悟も必要
・コミュニティ(地域)の協力とともに、共助に意識を持つ
・枠組みを超えた多様性の広がりと、様々なネットワークづくり
・いろんな立場のおとなが一緒になり、そこに子どもたちを巻き込んでいく
・立ち直り支援には、時間と忍耐力が必要。寛容と大らかさを持つ

それぞれの立場から、子どもたちの居場所づくりのための、とても参考となる有意義なディスカッションとなりました。
ご参加の皆様には、長時間ご清聴いただき、ありがとうございました。

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